2020年の振り返り
2020年も終わるので軽く1年を振り返ろうと思います。
1~3月編ではペン回し界のド底辺からJapEnのトリにのし上がれた要因を書いてますので、歴を積んでるのに周りから評価を得られない人への参考になると思います。
(自分は2020/12時点でちょうど歴7年)
JapEnに出場したけどJapEn感想記事で指摘されちゃった~って方も一部参考になると思いますので是非。
・1~3月
JapEn 15th落選・JEBsummitでの悔しい・恥ずかしい思いをしたので、
すべてのスピナーを見返すべくペン回しの研究をし始める。
色々なオーダーを解析・コピーをし、とにかく構成を学びました。
2019/12からそれを始め、3か月の研究の末遂に上手い人達の共通点に気づく。
20/02/28 気づく直前の動画(Akizaとゆかいな仲間たち12th)
秋座と愉快な仲間たち12th
— らい (@ps_raijin) 2020年2月28日
回転方向統一してます。がんばりました pic.twitter.com/Zd5pc9I4f7
これはツイートの文からして下手なのが分かりますね。
悪い点
・見せ場が分かりづらい。
同じ方向で同じような技が続いているせいで埋もれています。
・回転方向統一をする意味がある構成ではない
これぐらいインパクトがないと統一したから何?となってしまいます。。。
(かといって大技の単発をつなげただけのFSも良いとは言えないかもですが)
20/04 気づいた後の動画(SIMPLE_LIFE)
(正確には3月末に気づいた後の動画がとれてますがまだそのCVは公開されていない。)
自分で言うのもなんですが構成が桁違いですね。
難易度で言うと前者の愉快12th元動画のほうが難しいですが魅力はほぼありません。
後者は勉強の成果をふんだんに発揮したのですが
・序盤・中盤・後半 とFSを区切ることができてる。
・わかりやすい見せ場
本来FSを組むのは当たり前ですが自分はフリースタイルの構成を組んだことがあまりありませんでした。勝手にアドリブで上手い人こそ真の実力なので上手いと思い込んでました。
それが大半の人にとって間違いと気づかせてくれたのがCeNtiです。
JapEn15thのFSを組むときにCeNtiが自分のペン回しへの意識を正してくれました。
1~3月中旬まではとりあえずペン回しへの見方は変わったけどまったく実践できなかった時期です。
その証拠に愉快12th元動画は意識だけ変わって実力が伴っていません。
自分としては自信があったのに反応が悪く何故だろう。構成組んだしテーマも決めた
(回転方向統一)のに。と思ってました。
しかし1か月しないうちにそれが何故か急にわかりました。文字では伝えにくいですが
気づきの一例として、ただ組むだけじゃなくて普通の技を使わないとか、
意味のある切り返しを使うとか、見せ場を目立たせる技のつなぎ方など。
この辺は色々な人に言われてきましたが、言葉だけではわかりません。
しっかりと言葉の意味と評価の高い動画と紐づけてみることによって理解が
深まりました。
多くの人にとっては当たり前のことなのですが僕はこれが全く分からなかったし分かろうともしませんでした。
なのでこれを見ている歴が数年でまだ大きな活躍ができてない(去年の僕もそう。)
方でもっと活躍、評価を得たかったらとにかくうまい人の動画を研究しましょう。
これはfukrouにも何回も言われましたがこの意味が今では分かります。
3か月間のペン回し勉強今の僕はないでしょう。
2020年は一つ一つの動画に力を入れ質より量で行こうと決意。
先ほど言った上手い人の動画の研究について、自分が特に参考になった動画を載せます。
JapEn15 iroziroさん
全部いいですが特に後半の畳みかけは勉強になりました。
今までの自分は畳みかけると言ったら同じ回転で同じような見た目の
パス系統連打してればいいだろって思ってました。
その考えを正してくれた動画です。
技単体だとそうでもないとしても、組み合わせ方によっはてここまで視覚的に
面白いコンボになるんだなと勉強になりました。
その気づきをふんだんに使った動画を提出したCVはもうすぐ公開されると思われますので是非見てみてください。
JapEn 12th Iful
これもiroziroさん同様、組み合わせによって化けてるコンボがあると思います。
特に締め前の切り替えしです。
これも技自体は単純なものですがこのように少しひねって使うことで
不思議な動きを再現できるんだなあと。
あと中盤のSAバクアラから伏せフェイソニリバして止めるだけで締め前の伏線
になってかつインパクトのある切り返しになってますね。
普通にこの切り返しを使っても効果は薄いのですがこの切り替えし直前まで
独特な技運びで約2秒くらい同じような回転の仕方でぐるぐる回ってからピタッと
止まることで驚きを高めていると思いました。一個人の解釈ですが。
こんな感じで
J15Wabi、NkやJ14fukrouなど含むいろいろなFSを解析していました。
・4~7月
今度は学びを最大に発揮すべくJapanCup2020に参加しました。
まだ学んだとはいっても実践した数が少ないのでチーム斡旋のメンバー
のdozenさんfffさんに意見をもらいながら完成したFSが自分のJC本選1回戦の
動画です。(お二方ありがとうございました)
結果は勝利&過去最高のいろいろな人からの評価をもらえてうれしかったです。
この調子でJapEnも頑張ろうと思えました。
そしてLotusさんのDance above the Floorが募集され、
これは去年立てた目標の大型CVにでるを達成するチャンスだと思い、
JapEn前最後の頑張り動画を撮影することに。
募集期間が短かったため、期限までは私生活を捨てて頑張ってました。
構成が期限1週間前に決まり、残りの1週間全力で撮影しました。
DatFのFSでは指遣いと完成度を重視したのでFSの難易度的にはJC等より低いですが
自分の中での完成度MAXで撮りたかったので撮影はかなり難航しましたがなんとか
理想の動画がとれました。
公開日はいつ面のWabi・fukrouと一緒に視聴し、自分が出たとき絶叫。
提出者のレベルがとても高かったので普通に落ちると思ってたから受かって本当に
嬉しかった。Wabiか俺どっちか落ちたら気まずいから通話はやらない予定だったらしいけどやってよかった。ハッピーエンド①
DatF出演の喜びをかみしめつつ、JapEnの構成を組み始める。ここから地獄のハジマリ
・8~10月
とりあえずJapEn第一次締め切り間近までひたすらネタだし。
いくら出してもJapEnにふさわしいネタが思い浮かばず絶望してた。
10月入って間もなく、ようやくJapEnに採用したネタが思いついた。
それがJapEnで実際に使った変形トルネードである。
思いついたときはJ15fukrouの記事同様、バジリスクタイム突入。
このネタだけでJapEnでれんじゃね?と慢心したのもつかの間、
締め切り前日まで構成が組めず落胆。
一次締め切り日にありったけのネタを組み合わせ何とか2通りの構成が作れ
良かったほうを提出。
精神的には1次提出までが一番きつかった。生きた心地しなかったですワ
・11月~12月
S枠でアドバイスをもらい、構成が組みあがった後からは時間と体との闘い。
J15はメンタル的にも体も参りすぎてぶっ倒れて病院送りになりましたが
今年は普通に健康でした。去年は栃木に出張中だけど撮影のために毎週茨城の家に
車で帰ったり入社以来最高にキツイ仕事(初の深夜残業等)をしていたのもありダウンしたのであってペン回しだけならそこまでならないですね。
今年は上司(部長相当の役職)にJapEnについて熱弁した結果、有休をとりやすいようにスケジュールを変えてくれたり、JapEnに受かったら仕事用のモニターを新調してくれると言ってくれたりで感謝極まりない。
仕事も毎日定時で終わる量だったのでJapEn期間中は仕事以外のすべての時間をささげることができた。
詳しいことはJapEn2020についての記事に書いてあるので省略するが
とにかく期限内で最高の完成度を出すためにやれることはすべてやった。
例えばJ15fukrouの撮影後期記事に書いてあった、起床後のラジオ体操や、瞑想、
気持ちの持ちようなど。
FSの難易度的に撮影終了は非現実的に思えたが、この言葉糧に気合で乗り切った。
ペンを回す梟の日記より
無謀な賭け勝ちに行こう
本人は恥ずかしいと言っているが、僕はこの言葉に救われてます。
そうして出来上がったのがJapEn 2020のFS。
公開後の反応はすさまじく、TLが「Raiさんおめでとう」で埋まり、
泣きました。お祝いメッセージくれた方々、本当にありがとうございます。
(この時職業のおかげで多少タイピング早くてよかったなと思いました(笑))
・さいごに
コロナ禍で自粛ばかりの一年でしたがそのおかげでペン回しが格段に成長しましたので
自分としてはよかったかもしれません。
ただJebFesで直接反応見れなかったのは残念。
あと冬の陣(2020/01)以降一度もスピナーに会ってない。そろそろ会いたいです”””””
それではよいお年を!