2020年の振り返り
2020年も終わるので軽く１年を振り返ろうと思います。
1～3月編ではペン回し界のド底辺からJapEnのトリにのし上がれた要因を書いてますので、歴を積んでるのに周りから評価を得られない人への参考になると思います。
(自分は2020/12時点でちょうど歴7年)
JapEnに出場したけどJapEn感想記事で指摘されちゃった～って方も一部参考になると思いますので是非。
・1～3月
JapEn 15th落選・JEBsummitでの悔しい・恥ずかしい思いをしたので、
すべてのスピナーを見返すべくペン回しの研究をし始める。
色々なオーダーを解析・コピーをし、とにかく構成を学びました。
2019/12からそれを始め、3か月の研究の末遂に上手い人達の共通点に気づく。
20/02/28 気づく直前の動画(Akizaとゆかいな仲間たち12th)
秋座と愉快な仲間たち12th
— らい (@ps_raijin) 2020年2月28日
回転方向統一してます。がんばりました pic.twitter.com/Zd5pc9I4f7
これはツイートの文からして下手なのが分かりますね。
悪い点
・見せ場が分かりづらい。
同じ方向で同じような技が続いているせいで埋もれています。
・回転方向統一をする意味がある構成ではない
これぐらいインパクトがないと統一したから何？となってしまいます。。。
(かといって大技の単発をつなげただけのFSも良いとは言えないかもですが)
20/04 気づいた後の動画(SIMPLE_LIFE)
(正確には3月末に気づいた後の動画がとれてますがまだそのCVは公開されていない。)
自分で言うのもなんですが構成が桁違いですね。
難易度で言うと前者の愉快12th元動画のほうが難しいですが魅力はほぼありません。
後者は勉強の成果をふんだんに発揮したのですが
・序盤・中盤・後半 とFSを区切ることができてる。
・わかりやすい見せ場
本来FSを組むのは当たり前ですが自分はフリースタイルの構成を組んだことがあまりありませんでした。勝手にアドリブで上手い人こそ真の実力なので上手いと思い込んでました。
それが大半の人にとって間違いと気づかせてくれたのがCeNtiです。
JapEn15thのFSを組むときにCeNtiが自分のペン回しへの意識を正してくれました。
1～3月中旬まではとりあえずペン回しへの見方は変わったけどまったく実践できなかった時期です。
その証拠に愉快12th元動画は意識だけ変わって実力が伴っていません。
自分としては自信があったのに反応が悪く何故だろう。構成組んだしテーマも決めた
(回転方向統一)のに。と思ってました。
しかし１か月しないうちにそれが何故か急にわかりました。文字では伝えにくいですが
気づきの一例として、ただ組むだけじゃなくて普通の技を使わないとか、
意味のある切り返しを使うとか、見せ場を目立たせる技のつなぎ方など。
この辺は色々な人に言われてきましたが、言葉だけではわかりません。
しっかりと言葉の意味と評価の高い動画と紐づけてみることによって理解が
深まりました。
多くの人にとっては当たり前のことなのですが僕はこれが全く分からなかったし分かろうともしませんでした。
なのでこれを見ている歴が数年でまだ大きな活躍ができてない(去年の僕もそう。)
方でもっと活躍、評価を得たかったらとにかくうまい人の動画を研究しましょう。
これはfukrouにも何回も言われましたがこの意味が今では分かります。
3か月間のペン回し勉強今の僕はないでしょう。
2020年は一つ一つの動画に力を入れ質より量で行こうと決意。
先ほど言った上手い人の動画の研究について、自分が特に参考になった動画を載せます。
JapEn15 iroziroさん
全部いいですが特に後半の畳みかけは勉強になりました。
今までの自分は畳みかけると言ったら同じ回転で同じような見た目の
パス系統連打してればいいだろって思ってました。
その考えを正してくれた動画です。
技単体だとそうでもないとしても、組み合わせ方によっはてここまで視覚的に
面白いコンボになるんだなと勉強になりました。
その気づきをふんだんに使った動画を提出したCVはもうすぐ公開されると思われますので是非見てみてください。
JapEn 12th Iful
これもiroziroさん同様、組み合わせによって化けてるコンボがあると思います。
特に締め前の切り替えしです。
これも技自体は単純なものですがこのように少しひねって使うことで
不思議な動きを再現できるんだなあと。
あと中盤のSAバクアラから伏せフェイソニリバして止めるだけで締め前の伏線
になってかつインパクトのある切り返しになってますね。
普通にこの切り返しを使っても効果は薄いのですがこの切り替えし直前まで
独特な技運びで約2秒くらい同じような回転の仕方でぐるぐる回ってからピタッと
止まることで驚きを高めていると思いました。一個人の解釈ですが。
こんな感じで
J15Wabi、NkやJ14fukrouなど含むいろいろなFSを解析していました。
・4～7月
今度は学びを最大に発揮すべくJapanCup2020に参加しました。
まだ学んだとはいっても実践した数が少ないのでチーム斡旋のメンバー
のdozenさんfffさんに意見をもらいながら完成したFSが自分のJC本選１回戦の
動画です。(お二方ありがとうございました)
結果は勝利＆過去最高のいろいろな人からの評価をもらえてうれしかったです。
この調子でJapEnも頑張ろうと思えました。
そしてLotusさんのDance above the Floorが募集され、
これは去年立てた目標の大型CVにでるを達成するチャンスだと思い、
JapEn前最後の頑張り動画を撮影することに。
募集期間が短かったため、期限までは私生活を捨てて頑張ってました。
構成が期限１週間前に決まり、残りの１週間全力で撮影しました。
DatFのFSでは指遣いと完成度を重視したのでFSの難易度的にはJC等より低いですが
自分の中での完成度MAXで撮りたかったので撮影はかなり難航しましたがなんとか
理想の動画がとれました。
公開日はいつ面のWabi・fukrouと一緒に視聴し、自分が出たとき絶叫。
提出者のレベルがとても高かったので普通に落ちると思ってたから受かって本当に
嬉しかった。Wabiか俺どっちか落ちたら気まずいから通話はやらない予定だったらしいけどやってよかった。ハッピーエンド①
DatF出演の喜びをかみしめつつ、JapEnの構成を組み始める。ここから地獄のハジマリ
・8～10月
とりあえずJapEn第一次締め切り間近までひたすらネタだし。
いくら出してもJapEnにふさわしいネタが思い浮かばず絶望してた。
10月入って間もなく、ようやくJapEnに採用したネタが思いついた。
それがJapEnで実際に使った変形トルネードである。
思いついたときはJ15fukrouの記事同様、バジリスクタイム突入。
このネタだけでJapEnでれんじゃね？と慢心したのもつかの間、
締め切り前日まで構成が組めず落胆。
一次締め切り日にありったけのネタを組み合わせ何とか２通りの構成が作れ
良かったほうを提出。
精神的には１次提出までが一番きつかった。生きた心地しなかったですワ
・11月～12月
S枠でアドバイスをもらい、構成が組みあがった後からは時間と体との闘い。
J15はメンタル的にも体も参りすぎてぶっ倒れて病院送りになりましたが
今年は普通に健康でした。去年は栃木に出張中だけど撮影のために毎週茨城の家に
車で帰ったり入社以来最高にキツイ仕事(初の深夜残業等)をしていたのもありダウンしたのであってペン回しだけならそこまでならないですね。
今年は上司(部長相当の役職)にJapEnについて熱弁した結果、有休をとりやすいようにスケジュールを変えてくれたり、JapEnに受かったら仕事用のモニターを新調してくれると言ってくれたりで感謝極まりない。
仕事も毎日定時で終わる量だったのでJapEn期間中は仕事以外のすべての時間をささげることができた。
詳しいことはJapEn2020についての記事に書いてあるので省略するが
とにかく期限内で最高の完成度を出すためにやれることはすべてやった。
例えばJ15fukrouの撮影後期記事に書いてあった、起床後のラジオ体操や、瞑想、
気持ちの持ちようなど。
FSの難易度的に撮影終了は非現実的に思えたが、この言葉糧に気合で乗り切った。
ペンを回す梟の日記より
無謀な賭け勝ちに行こう
本人は恥ずかしいと言っているが、僕はこの言葉に救われてます。
そうして出来上がったのがJapEn 2020のFS。
公開後の反応はすさまじく、TLが「Raiさんおめでとう」で埋まり、
泣きました。お祝いメッセージくれた方々、本当にありがとうございます。
(この時職業のおかげで多少タイピング早くてよかったなと思いました（笑）)
・さいごに
コロナ禍で自粛ばかりの一年でしたがそのおかげでペン回しが格段に成長しましたので
自分としてはよかったかもしれません。
ただJebFesで直接反応見れなかったのは残念。
あと冬の陣(2020/01）以降一度もスピナーに会ってない。そろそろ会いたいです”””””
それではよいお年を！
JapEn2020について
ついにJapEn2020が公開されましたね。自分も提出したのでとても楽しみでした。
JapEn 2020のネタバレが含まれますので必ず視聴をしてから記事を読んでいただければと思います。
この記事は主に３項目に分けます。長くなります。
1. 出演者への感想など
2. JapEn 2020感想
3. 自分のFSについて
早速出演者へ感想を書かせていただきます。
まず全体的にみんな2020らしい技が多めでしたね。
何やってるかわかんない人結構いました・・・
あと○○さんといえばこのペン！！ってのがあると思うんですけど今回は
それにとらわれずFSを優先した為かいつも回してるペンより回しやすそうなペン
を使ってる人が多かったですね。自分もそうですが。
・a_l_p
99年度①
初出演おめでとう！
出演予想にも入れたけど、今年は出ると思ってた！
今まで環境が子供用マットみたいの敷いてあってあんまりだったけど
ちゃんと板になっててめっちゃ良い環境になってて👍
FSについては、中盤のラダーみたいな切り返しから伏せてグイって起こす技好き。
締めも多回転から2spできれいに締められててよかった。
締めとの音ハメ＋編集ハメが気持ちよかったです。
・Nk
(2020/12/31更新 元動画をYoutubeにUPされてたのでリンク掲載)
99年度②
連続出演おめでとうーーー！！
ちゃっかりウマFS出してて草
相変わらず無ブレですごい技やってる・・
全体的に緩急あってNkらしさもありつつトレンド技を取り入れてて良すぎる。
J15のときにファンになったので今年も出てくれて嬉しい。
KTのイメージあったからBTらしきペンになってて驚いた。
自分も出演したのにまっさきに僕が出演したことを祝ってくれる超聖人。
ほんとにありがとう。
・Fourさん
今年からG3になってスタイルも変わりましたね。
G3になってからのFourさんとても好きなのでJapEnに出演してくれて嬉しいです。
序盤で盛り上げてその勢いで突っ走る感じ良かったです。
締め前にインフィで45もっていってサタケショット122で締めてるところでもってかれました。
・Insomnia
初出演おめでとう！！
今年頑張ってたから応援してました！！
不眠くんの中で一番うまい。特に最後ふわっと浮かせてシザスピFLノマしてるところの浮遊感が好き。
序盤もなんかすごいラダーで始まって中盤急にめっちゃ回転してるところ
かっこよかった。ただもうワンポイントくらい目を引く技が欲しいとちょっと思った。
写真の演出めっちゃエモいですね！！！
・Wabi
2年連続おめ！受験生なのにこんなFS生み出すのヤバ・・・
撮影通話で共に苦難を乗り越えた仲間。
Wabiくんがいなかったらここまで俺も頑張れなかったから本当に感謝。
FSは、リズム感めっちゃいい。特にパスから1ガンマン?に巻き込むところが良。
締め前の5までいく技から盛り上げてシメ、圧巻。
テンポ、見せ場の使い方がウマいので勉強させていただきます。
・pARuさん
2年連続出場おめでとうございます！チーム斡旋で共演できて嬉しいです！
相変わらず暴れててすごい・・・
特に完成度カンストのフィッシングと伏せガンマンから手を起こすところが
凄いと思いました！ただ、ここの切り替えしの意味はなんだろう？って箇所があったのでこれからそのへん意識したら化けそう・・(上からですみません)
・VAINさん
JapEn 6回目の出演、おめでとうございます。もしかして最多？
流石の貫禄です。いつもより控えめながらもところどころに軌道が大きい技や多回転など見せ場てんこ盛り。ZCC>FLリバ1.5が締めの1.5 122の伏線となっててエモかったです。
・Jiv.さん
初出場おめでとうございます！！PSO撮りながらもJapEnに挑まれてたようで、
本当に大変だったと思います。
今年一年通して徐々にJivさんは成長してたと思うのですがJapEnで最高のFSきましたね。
締め前と締めに命賭けてるのがわかりました。
締め前の左手rexトリックを飛ばして右手5シメバクで着地したところで声出ました！！！そのまま締めると思いきやスパイダースピン飛ばして左手パムスピ＞レイガンしてて更に声が出た＆感動しました。絶対撮影大変だろ・・・
自分も両手やってた時期あるのでこのFSはとても楽しめました。
(初見のときLakuさんとJivさん逆だと思ってました、申し訳ない笑)
・Lakuさん
4連続出演おめでとうございます！！
今回のLakuさん一番好きです！全体的にやばいです。(殆ど何してるかわかりませんが)
カメラアングルから技の見栄えとか手の角度、位置とか全部計算してそうですごいです。
両手FSにありがちな、片手で回してる時間が長いのが無いどころか利き手が区別つかないレベルでした。流石です。
締めはもう完璧すぎて何も言えません・・・
・肄'tezaさん
(2020/12/31更新 元動画をYoutubeにUPされてたのでリンク変更)
ディレクションと編集やりながら出演もするとは・・・
本当にお疲れさまです。Itezaさんなしに今回のJapEnは無かったので本当に
感謝しています。
ファンなので再びJapEnで見れて&共演できて本当に嬉しいです！
FSは流石でした。
Itezaさんの圧倒的構成力に現代技が融合するとこうなるのか・・・
中盤の見せ場の15FLリバ？から2に巻きつけるところのインパクトがすごかったです。
その後インフィとサムフィッシング混ぜてて！！！？？？ってなった。ほんとにこれ多忙の中作ったFSなんだろうか。。
・KoViさん
初出場おめでとうございます！！
世界大会のときからKoViさんの回しが好きだったのでみれて嬉しいです。
KoViさんも受験生って聞いたのでまさか出してるとは思いませんでした・・
全体的に複雑ですがしっかりわかりやすい見せ場が入っててとても良かったです！
特に一回目の見せ場、ウィンドミルから投げて5のカウンターで声出ました。
締め前も軌道が大きい謎技入っててすごいです。
・Nestyさん
初出場おめでとうございます！！
Nestyさんが出演するのは予想外でした。
普段はコピー職人のイメージが有りましたがそれを思わせない素晴らしいFSでした。
普段からとんでもない人のコピーしてるだけあって、オリジナルのFSの難易度凄まじいです。全体的に何やっているかわかりませんでしたが、
複雑＋大技＋現代技という難易度オンパレードでこれができるのはNestyさんだけだと思いました。(それもサラッとやるのヤバすぎる)
多分JapEn2020出演者の中で一番伸びしろがあるような気がします。
JapEn出て満足しないで更に回し込みそうですね。モチベ凄！
・AiMo
for JapEn 2020
— AiMo (@OnE_AiMo) 2020年12月25日
出演させていただきました！本当にありがとうございます！#JapEn2020#JEBCV pic.twitter.com/q12CaLWir0
99年度③
推しが出た&共演できた。嬉しすぎる。
今年になって急に指使い、環境、構成全て良くなって復帰してそれの総まとめ＋更なる進化を遂げてJapEnに出演。かっこよすぎる！
FSは言うまでもなく最高。個人的にJapEn2020で一番好きなFS。
全体的に美しい。インフィ主体なのにインフィニスト感がないのはなぜだ。。
ペン回し博士だからきっとその辺り計算しつくされてるのだろうか笑
締め前のN軸パスとやらが意味わからなすぎて声出た。殆ど手が動いてないのに
ペンが大きく動いてるし意味わからない軸移動してて自分と次元が違うんだなぁと
実感させられたFSでした。
実は夏くらいからDMで話してて、お互いにその辺から構成組み始めてたから共演できると良いね。と話してたら本当に実現ができて感動。。。
・Rai
99年度④
まさかのトリでした。FSについては後程。
2. JapEn 2020感想など
まずは製作委員会の皆様並びにItezaさん、本当にありがとうございました。
Itezaさんが編集するイメージは無かったのですがとんでもないものが出来上がりましたね。
ここから語彙力崩壊するかも。
・OP
ロゴ出すところもしっかり音合わせされてていいですね。
その後は例の部屋が登場。カメラワークとかすげえ。。
制作メンバーの紹介が仮想世界のPC上に映し出されたホームページなのめっちゃいいですね。
ここ
このへんで気づいたけど60fpsなのか。めっちゃヌルヌルでいい意味でキモチワル！ってなった。
・本編
全体的におしゃれなだけじゃなく演出がとても凝られててすごかった。
いてざさんがおっしゃってたペン回しが現実世界の日常に溶け込んでたら(的なことを配信で言ってた)というテーマを最新技術で実現していてスゲーーとなった。
何人かはオブジェクトでコテ出ししてて、初見のときはどこにあるか分からなくて探すのが楽しかったです。
Fourさんとか特におしゃれすぎる。
pARuさんのところ、元動画では壁になってるところが植物になってて外で撮ってる風になってておしゃれすぎる。前述の日常に溶け込むテーマをこんな形でも再現できるのか。
そして、みんなにとって一番日常的とも言えるスマホに動画をはめ込む発想がマジでいい。紙と筆記用ペン(見返したら備長炭じゃん！！！)があるので勉強の休憩中にスマホで動画見るか〜みたいなのを想像できました。
みんな言ってるけど本物の写真の中に動画溶け込ませててエモすぎる。
しかもその写真がNPFだと・・・
ラスト二人はペン回しをしっかり見てほしいからか、他の方にあった空間はなく、
動画をフル表示にしてくださった。
JapEn2020本編の感想はこんなところで。
繰り返しになりますが、製作委員会のみなさん、Itezaさん、本当にありがとうございました。Itezaさんは働きすぎたと思うのでゆっくり休んでいただきたいです笑
3. 自分の動画について
まさかのトリを頂いてしまいました。
自分の動画が最後まで出てこないので落ちたかと思って、Jivさん辺りから
頭真っ白になってきて誰が出たか判別できなかったです。
THE LAST の文字のあと自分が出てきて発狂しました。
fukrou君とWabi君と通話しながら見てたけど、ふたりとも自分の番のときに
すごくいい反応してくれて嬉しかった。
二人には１年間支えてもらってた。本当に感謝しか無い。出演できたのはfukrou&Wabiのおかげでもある。本当にありがとう！
動画については、
自分の中では過去最高のFSが撮れたと思っています。
特に構成と環境はかなり拘りました。
もともとはVPでやろうとしてましたが全く成功しないのと、
成功しても完成度がCVに出せるレベルではないので、オーダーを上手く実行することを優先したかったのでG3に変えました。
正直G3でも期日までに撮れるか怪しかったです。ほんとにきつかった・・・
自分のFSについて、4項目に分けて語ります。長文注意！
① 動画完成までの道のり
オーダーが組めたのは2次提出締め切り3週間前で、組み始めは7月くらいです。
なのでこのFSが完成するまで4か月かかりました。
ありがたいことに、1次審査はS枠でした。
1次審査に提出したFSにItezaさんとMalimoさんからアドバイスをもらい、
アドバイスをもとに改善したFSをまた見てもらい、そのフィードバックは通話でアドバイスをもらう。
1回の通話でのアドバイスをもとに組み上がったFSがJapEn 2020のFSです。(微調整は入っていますが)オーダー組めてから1週間はひたすら練習して、残りは撮影です。
撮影の仕方は何年か前にMesiさんの記事で見た、しばらく撮影して撮れなかったら、
いったん中断して、よく失敗する箇所練習して撮影する
みたいな記述があったと思うのでそれを参考にして、
30分～1時間撮影→休憩＆よく失敗する技を練習→練習した箇所のみ撮影→何回か連続で成功したら本撮影にもどる
みたいなのを繰り返しました。
締め切り1週間前にようやくギリ予備と呼べる動画が撮れ、提出。
しかし予備が撮れてから成功率が10分の1くらいまで下がりました。
恐らく、FS完成度の最低ラインが確認できたからだと思います。
すべての技を予備動画と同等以上の完成度にしようという意識が芽生え、
技の失敗率が上がりました。
締め切り前日になっても予備以上の動画は撮れずに絶望していましたが、
締め切り当日。(正確には次の日の朝までだけど)
起床後、コンビニに朝食を買いに行くついでに1kmくらいランニングをしました。
その成果かわかりませんが、過去最高にペン回しの調子がよくなり、日照時間に絶対撮影終わる！と確信しながら
撮影しました。そして案の定、撮影開始から2時間でJapEn 2020に提出した動画が撮影できました。俺は自由ダァーーー
一応日照時間は粘りましたが提出動画以上のFSは撮れなかったのでそれ以降はきっぱり撮影をやめました。
② FSについて解説
FSの技術的テーマは、
「中盤に自分らしい見せ場を置き、後半は真新しいコンボを畳み掛ける」、
メンタル的なテーマは
「覚醒と成長の物語をFSで表す」です。
(自分で書いてて恥ずかしいくらい臭いのであまり突っ込まないでください笑)
JapEn 15thに落ちたとき、心の底から悔しかったので、来年(2020)は
大型CVに出場＋JapEnに出場することを誓いました。
結果は目標以上で、自分でも驚いています。
JapanCupの動画以降自分は覚醒したと思います。(Itezaさんにそう言っていただけたので。)
覚醒して、JapEn出場の期待が高まったと思うので(ありがたいことに殆どの出演予想に書いていただけました。)その期待をいい意味で裏切るFSを作ろうと思いました。
覚醒から更に成長 を実現するつもりで頑張りました。
構成についてですが、
・序盤は面白いながらも基礎的なコンボでまとめました。
トスイドノーマル流しから35>23パスから直接ガンリバは普段よく使ってたので採用してみました。ガンリバからウィンドミルは1次審査でも入れてて、この技は良いとItezaさんに言われたのでこれも入れた。
・見せ場1
中盤、普通に切り返しますがその直後にZCC>リバース流しをすることで切り返しがいい方向に働いたと思います。この技はSpinFest2019落選とJapEn15thの1次審査に入れてた技です。得意技なのに報われてないから入れました。
・見せ場2
3バクからハーフフェイクト13弾きリバース？？？からカウンターして、
自分が普段よく使ってるノーマル→ウィンドミルから一気に畳み掛けます。
・見せ場3
これを際立てるためのFSです。
ライザーからパス受けして、Fxxk方向の縦式トルネードをしました。
普通の縦式はノーマルから指の角度をそのままで人差し指に巻きつけますが、
自分が使ったのはノーマル後に少し手を起こしてfxxkと同じような回転するようにしてます。縦式トルネード亜種とか適当に呼んどきますｗ
・締め
縦式トルネード亜種からスキップパスして、5シメバク→23までスキップするパスみたいなやつ(J15のiroziroさんが後半使ってたアレのスキップ版)から122。
割と新しい締め方な気がしたので採用。
③ 反省点
撮影から1か月以上たった今見返すと反省点も幾つかあります。
自分で見れば見るほど粗が出てきて悲しくなってきました。これホントにうまいか？？って公開まで毎日思ってました(笑)
以下が特に悪いと思ったところ
・終盤まで同じテンポで回している
→せめて切り返しくらいは緩急つけるべきだった。
・構成は良いが(?)こなし感が強くて感動が少ない気がする
→カウンター部分のペンの位置をもっと工夫したり指使いに気を遣う必要があった。
かっこいいペン回しができていない。
オーダーの難易度が自分の力量を超えていたので成功させることを当時第一に考えていました。
その結果このような動画になってしまったので、今後はリズムに気を配ったり、指使いやかっこつけ(緩急とか)が
できるように練習していきます。それらをうまく組み合わせられるのもオーダーを組む技術の一つですね！
とても長くなりましたが以上です。
中学生の頃から夢見てたJapEnに出場しただけでなくトリまで務められるとは。。
本当に嬉しいです。この一年ペン回しに捧げてよかったです。
ありがたいことに執筆時点 2020/12/27で260いいねももらえました。
JapEn 2020 Rai
— らい (@ps_raijin) 2020年12月25日
去年のJapEn落選からここまで成長することができました。いろいろな面で支えてくれた身内に感謝！#JapEn2020
元動画https://t.co/IExfGZfyYx pic.twitter.com/LqPPZBDuqq
このFSが完成したのもJ15のときに熱血指導してくれたCeNti、
一年間共に頑張ったWabi君(JapEn2020のFSのアドバイスも少し頂いた。)
いろんなアドバイスをくれたり、精神的なサポートもしてくれた親友fukrou
JapEn2020のFS完成のために様々な意見、アドバイスをくれた審査員のItezaさんとMalimoさん
本当に感謝しています。ありがとうございました。2021年もペン回しがんばります。
JapEn 15th 感想 Rai
JapEn 15th 感想
久しぶりのブログです。
光と闇のブログに感銘を受け、自分も書きたくなったので書きます。
この記事で書くことは主に
・JEBFesでみたJapEn 15thの感想
・JapEn 15th 本公開の感想
の２項目となります。
次に投稿する記事で
・JapEn 15th 出演者への感想
・JapEn 15th に応募した自分の落選動画について
を書きたいと思います。
1. JEBFesでみたJapEn 15thの感想
まずは初見で、映画館で鑑賞した際の感想を書きます。
正直初見なので自分がとにかく出て欲しい以外の感情はありませんでした。
そしてJapEn 15thの上映が始まると同時に涙でコンタクトが外れ、実は殆ど見えてませんでした。幸いにも映画なので、スクリーンがとても大きいおかげで目の前で何が起こってるか分からなくもない、という感じでした。
最初ロゴから始まり、次に実写が写って、一向に曲がかからないのでJapEnがまだ始まっていないと思った。そしたらまさかのスマホで再生ボタンを押したと同時に曲がかかってスタートしたので演出スゲーーってなりました。(語彙力はありませんのでご了承ください)
TUv4さんから始まり、Malimoさん、kAtts君、Wabi君、pARuさんと、このメンツ続きで少し悟った。これは落ちると。
oZoneさん辺りでもう放心状態だったので、次のfukrouの確定演出が来ても大した反応ができませんでした。自分のことで頭がいっぱいでした。招待ラッシュが終わり、last Playerの文字が見えた時に落胆。魂が抜けました。
体調不良で倒れて点滴打ったり頭痛吐き気に襲われながら、カフェインと頭痛薬でギリギリしのいで
無理してとった動画だったのでエンディング中,悔しくて号泣しました。
直前にジェブサミットで色々言われ、落ち込んで、さらに落選してしまいこの日は本気で死にたいと思えるレベルで落ち込んだんですがその直後の飲み会でいろんな人にアドバイスや励まし、努力の評価などをしていただけてなんとか立ち直り、ジャペン本公開してからは完全に立ち直り、いまだかつてないほどのモチベーションを手に入れました。
コンタクトが外れ、後半放心状態だったのと自分が落選したのでジェブフェスの日だけはJapEn15thは嫌いでした。もう本公開見たくないと。
2. 本公開の感想
身内で通話しながらリアルタイム視聴をしました。
公開直前に通話組でバトンCVをWabi君が作ったんですが、みんな焦ってて面白かったです。
自分も初めてMacで撮影をしたんですがトリミングの仕方が分からなくて高速で調べてiMovieで
なんとかトリミングして提出できました。
そして、いよいよJapEn15thの公開。
僕は「1.JEBFesでみた・・・」の通りの状態なので内容はほぼ覚えておらず（実写が映ったこととメンツはほとんど覚えてた）
半分初見みたいな状態で視聴しました。
なんだこれ！！！！！！
やばい！！すべてがやばいよ！！！！
演者、編集、コンセプト、概念、編集、カメラワーク。
なんすかこれ。５分の動画でこんなに詰まった動画ないでしょ。
というのが第一の感想です。語彙力が崩壊しました。
落ち着いて見てみると文句のつけようがないいい作品だと思いました。
初めてみたCVであるJapEn8th並に感動しました。
OPが実写で始まり、これは絶対立ち回しくるな、と伏線があるように思いました。（日本語おかしい？）
そうしたら後半ほんとに実写で立ち回し招待組が３人も出演してラストに色白さん。
伏線回収した上にラストプレイヤーは誰もが納得のいくスピナーかつFSでした。
他に、いいと思ったところは、
立ち回し組のカメラワークがすごいと思いました。
元動画を拝見しましたが無編集であのカッコ良さ。。。Reykjavikさんの撮影技術がすごいと思いました。
そして作品のコンセプトというか方向性というか、実写を３人も使おうという発想と、
招待者（fukrou）にかっこいい演出をさせるという、今まで絶対ない、誰もやってこなかったことを
とんでもない技術力で実現させてしまって、ほんとに制作委員とFUFUさんすげぇって思いました。
かなり一般受け狙ってるような作品ですがスピナーにも大好評でほんとに無敵の作品ですね・・・。
落選はしましたが挑戦できたことを誇りに思います。いつかこれくらい話題になるCVに出演できるように頑張りたいと思いました。2020年マジでペン回し頑張ろうと思えたきっかけになったので挑戦は無駄にはしません。
以上です。あまりブログを書かないので見苦しい文章になってたと思いますが読んでくださってありがとうございます。
一つの記事にまとめるとあまりにも長くなりそうなので出演者への感想と自分の動画については
次の記事に投稿する予定です。 では、グッバ〜イサンキュー
